PSプリンタ用のPPDファイルは、プリンタの用紙サイズ、印字可能領域、出力解像度、出力線数、プリンタやソフトRIP搭載フォント等様々な情報が記述されていて、この情報をもとにして専用RIPシステム内蔵のプリンタドライバが稼働し、PSプリンタから相当の出力がなされることになります。
しかし、ここで考えるシステムでは、マイクロドライプリンタを駆動するためのドライバとしてWindows OS 用に準備されたALPS製の(GDI)プリンタドライバを用いることになります。このドライバをWindowsアプリケーションから通常使用すると・・・ドライバ内の「基本設定」タグの「ドキュメント設定」、「用紙の種類」、「印刷モード」指定時に出力解像度(600dpi,1200dpi,2400dpi)、線数(85lpi,145lpi,160lpi,190lpi)が自動的に決定されたり、印字用紙サイズ等このドライバ内で決定される(ユーザーが直接的に決定する)・・・ということが判ります。
つまり、ここでのPSプリンタ化システムでは、Windows用ドライバを使う限り、PPDファイル内に用紙の種類、出力解像度、線数等の(
通常のPSプリンタ用PPDファイルに見られる)記述は不要(在っても無視されるので害はないが、すっきりしない)であり、最低限必要な情報だけあればよいということになります。用紙サイズや印字可能領域等はデータ作成用のアプリケーション(ここでは Adobe Illustrator)のために必要です。
四の五の言った後で、MD-5500P用の簡易PPDファイルを示して少し解説しておきます。
2008/05/13
マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 PPDファイル作成 (1)
投稿者 MDPusr 時刻: 2:42
ラベル: MDプリンタのPS化
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿