マイクロドライプリンタは金属性の印字ヘッドをインクリボンに押し付け、ヘッドが出す熱によってインクを溶かし、圧力を加えながらインクを用紙表面に転写する。
また、インクリボンを他のもの(指や棒など)で物理的に用紙に押し付けてこすったり、インクリボンを用紙表面にこすれるように動かしたりてもインクは付着する。オフセット印刷やインクジェット用のマットコート紙などのインクの乗りが良くなるように造られた用紙には顕著です。
つまり、データに必要な熱と圧力によって転写されるべきインク以外に、ヘッドの圧力や摩擦などによって不要なインクが付着する、という現象が見られることがあります(カラーレーザープリンタにも、トナーが用紙表面のデータのない領域に静電気力によって僅かに散りばめらて付着する現象がある)。これは、肉眼では、データのない場所で、かすかなインクリボン幅の縞模様や擦れたような筋があることなどでわかります。マイクロスコープで覗くと、ごく小さな変形した粒子が帯状に散りばめられているのが判ります。
インクの乗りが良いものを選びたいのではあるが、不要なインクも乗せてしまうという不可避なジレンマ・・・試し刷りしかないのだが・・・。一般には、平滑な上質紙が宜しいようです。
古い消費期限の切れたインクリボンは表面がボコボコしてきて、それが用紙との不要な摩擦の原因にもなるので、そうなったら新しいものに交換すべきです。
2008/09/26
マイクロドライプリンタの適正用紙の憂鬱
投稿者 MDPusr 時刻: 14:08
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