前ブログ「ALPS マイクロドライプリンタ顛末記」を開始して、この8月で1年が経過しようとしています。ブログ形式を利用して、私なりの「マイクロドライプリンタ使用におけるノウハウ」を紹介しながら、少しでも皆様のマイクロドライプリンタ活用の手助けになればと思い、続けてまいりました。1周年を機会に、内容を吟味、整理して、Web上に移動させたいと思っております。訪れていただいた皆様には、しばらくご不自由をおかけすることもあると思いますが、ご了承くださいませ。m(_ _)m
2008/07/31
2008/07/29
マイクロドライプリンタのPS化 ~ 実践 RGBデータの巻 (1)
今まで掲載してきた「マイクロドライプリンタのPS化」システムを使って、実際に印刷してみることにします。
フルカラーと特色カラー(フラッシュゴールドとブラック)をページ合成を使わないで1度に印刷します(当ブログLinkのオンラインマニュアル(P27)「フルカラーと特色フラッシュカラーを1度に印刷」か、MD-5500/MD-5000付属のユーザーズマニュアルのWindowsの場合を参照ください)。
[クライアント]
OS・・・Mac OS X 10.4.11
アプリケーション・・・Adobe Illustrator 10.0.3
PSプリンタドライバ・・・MDPusr-5500P
[仮想PSサーバー]
OS・・・Windows xp HomeEdition sp2
プリンタドライバ・・・PSプリンタドライバ MDPusr-5500P、Windows 2000/XP用 ALPSプリンタドライバ Ver.2.3.3 A1 Beta(あるいは現行の Ver.2.3.2)
プリンタ・・・ALPS MD-5500P
[データについて]
書類のカラーモードはRGBカラーとし、写真画像をIlustratorに配置し、それ以外のデータをIllustratorで作成した(下図参照)。
(背景画像:ALPS 「MD-5000 素材Library」CDの PHOTO\SENSU.PCTより)
特色カラー領域の色成分は、マニュアルにしたがって、
フラッシュゴールド領域(「迎春」)は、R=225、G=160、B=0、に
黒色文字領域(「今年も・・・2008年 元旦」)は、R=G=B=0
としている。
[その他]
用紙:印刷本紙((株)PCM竹尾 MDマット)
用紙サイズ:A6(カスタムサイズ)
インクカセット:フラッシュゴールド、紙用シアン、紙用マゼンタ、紙用イエロー、紙用ブラック
データ作成から印刷までの手順
(1) Illustrtator で、書類のカラーモードをRGBカラーにして新規作成し、上記([データについて])のRGBデータを作成する。
(2) 印刷するデータの種類(「フルカラーと特色カラー(フラッシュゴールドとブラック)を1度に印刷」)から、マニュアルにしたがって、Windows用プリンタドライバの標準設定を適用しておく(此処が重要!!)(*1)。
[プリンタとFAX]を開き、「ALPS MD-5500P」を右クリックしてプロパティを開く。
[詳細設定]タグの[標準の設定]ボタンをクリックする。
[ALPS MD-5500P 標準の設定]ダイアログから、以下のように設定する。
[基本設定]タグ-------------------------------------------
ドキュメント設定:自動
用紙の種類:印刷本紙
印刷設定
特色印刷 をチェックして、[特色設定] ボタンをクリックする。
特色の設定:特色フラッシュカラー
印刷方法:フルカラー+特色
インクカセットの選択:フラッシュゴールドをチェックする。
[OK]ボタンをクリックする。
印刷モード:VDフォトカラー
[詳細設定]ボタンをクリックする。
用紙モード:VDフォトカラー(160線)(デフォルト)
[用紙]タグ ---------------------------------------------
用紙サイズ:A6 (自由用紙サイズで登録済)
[イメージ調整]タグ ----------------------------------------
デフォルトのままにしています。
写真などの多諧調画像があるので、カラーマッチは、なしより自動の方が結果は良好です。
(3) クライアント(Mac OS X)に戻り、Illustrator 10.0.3 [ファイル]メニュー‐[プリント]を選び、[プリント]ダイアログから、下のように設定し、(赤線で囲まれた部分)[プリント]ボタンをクリックする。
※ プリントスペースのプロファイルをソースカラースペース以外にすると色成分が変わってしまい、特色領域がフルカラー印刷となってしまうので、特に注意を要する。
(4) しばらくして、サーバー側のデスクトップに「ALPS MD-5500P-Status Monitor」が起動して、印刷が始まり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックそして最後にフラッシュゴールドの順に印刷される。下の図は、印刷本紙(MDマット)に印刷した結果を写真撮影したものです。
(*1) アプリケーションでプリントを開始して(印刷ダイアログを開かせないで)自動的に印刷させる場合は‐‐‐クライアントから送られてきたデータは、Redomonシステムを経て、Windows用ドライバのデフォルトの設定(標準設定)を参照してプリンタに送られるので‐‐‐上記(2)のように、「アプリケーションから印刷する前に、Windows用プリンタドライバの設定を標準設定として済ませておく」ことが必要です。
この手順は煩わしいようだが、通常の印刷の場合と順序が前後するだけで同じことなので、慣れてしまえば不自由に思わなくなるでしょう。[プリンタとFAX]からデスクトップに、ドライバ ALPS MD-5500P のショートカットを作っておき、そこから設定すると随分便利になると思います。
ただし、Windows 2000 professional の場合は、OSの仕様上、Windows用ドライバの印刷ダイアログが開くので、ALPS MD-5500P を選んでプロパティから(2)のように印刷設定をしなければなりません(あらかじめ(2)のように設定済みならば、ALPS MD-5500P を選んでプリントすればよい)。(WIndows xpでも印刷ダイアログを出すほうが色々と、都合がよい場合もあります)
☆☆☆ RGBデータであれば、マイクロドライプリンタのマニュアルに掲載されている印刷方法は(勿論、ページ合成も)、Mac OS Xからも可能である、と思います。更に、カラーマネージメントに対応したアプリケーションであれば、Mac OS X用プリンタドライバ1.0.2(あるいは、旧Mac OS用プリンタドライバ ver.6.4.6)と同時にインストールされるプリンタプロファイルを用いた印刷も可能になります。
そして、Mac OS X用プリンタドライバ ver.1.0.2の制限から開放されることでしょう
長くなり過ぎて、誤字脱字駄文があると思います。気が付けば直しておきますので、ご容赦くださいませ。
次は、同じく Adobe Illustrator 10.0.3 からCMYKデータを作成して、印刷してみます。
ラベル: MDプリンタのPS化
2008/07/27
MICROLINE 7050c保守期限の憂鬱
沖データのWebによれば、マイクロドライプリンタのA3ノビ版である MICROLINE 7050c の保守対応期限が、来年の秋(2009.09.30 )までということである。思えば、発売前にALPSから案内メール(封書のダイレクトメール)が来た(定価が24万云々円)記憶があります(買えなくてよかった?)。
7050c用インクリボンも来年秋で手に入らなくなるのだろうか? あのインクリボンは中々優秀で今回掲載のMD-5500のPS化システムでも活躍した(特にイエローとシアンは秀逸(レッドはALPSの方がよかった))。メタリックレッドが完全にMD-5500で使えなくなるのが一番残念、ストックに走ろうか。これを機会にALPS純正のインクリボンを使いこなす方がいいのだろうと思う今日この頃です。
マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 ~ クライアント・PSサーバー間の通信(SMB)
SMBプロトコルを利用して、クライアント(Mac OS X 10.4.11)から仮想PSサーバー(Windows xp Home Edition sp2/2000 professional sp4)へ通信し、 ALPS MD-5500 の印字動作を検証してみます。
クライアント・PSサーバー間の通信(SMB)
(1) クライアント(Mac OS X) の起動画面より、[アップルメニュー]-[環境設定]-[システム環境設定]ダイアログと進み、[プリントとファクス]アイコンをクリックして[プリントとファクス]ダイアログを表示させる。
(2) [+]ボタンをクリックして[プリンタブラウザ]ダイアログで[ほかのプリンタ...]ボタンをクリックする。
(3) 一番上のポップアップメニューから[Windows プリント]を選び、直ぐ下の[ネットワーク関連グループ]を選ぶと、サーバーのコンピュータが属するワークグループの名前が表示される(ここでは、サーバーのコンピュータ名は「XXX-wxphome」、属するワークグループ名は 「MYGROUP」としている(*))。
(4) それを選んだあと、[選択]ボタンをクリックする。[プリンタブラウザ]ダイアログ内に、下のように、サーバーのコンピュータの名前が表示されるので、それを選んで、[選択]ボタンをクリックする。
(5) ダイアログにしたがって、ユーザの名前とパスワードを入れて[OK]ボタンをクリックする。
(6) 図のように、以前セットアップしたMD-5500用PSプリンタドライバ---コメント欄にPSプリンタ名 「MDPusr MD-5500P」、名前の欄にその共有名 「MDPusr -5500P」 --- が現れる。
下の[プリンタの機種]ポップアップメニューから 「MDPusr」 を選ぶと、機種名「MDPusr MD-5500P」 が現れるので、これを選び、[追加]ボタンをクリックする。
(7) [プリントとファクス]をみると、プリンタ欄に 「MDPusr-5500P」 と登録されています。
(*)PSサーバーのコンピュータ名とワークグループについて
<< Windows xp HomeEdition >>
[スタート]-[コントロールパネル]-[システム]アイコンをダブルクリックして[システムのプロパティ]の[コンピュータ名]タグを選ぶと、「フル コンピュータ名」と「ワークグループ]が表示されます。[変更]ボタンで編集もできる。
<< Windows 2000 professional >>
[スタート]-[コントロールパネル]-[システム]アイコンをダブルクリックして[システムのプロパティ]の[ネットワークID]タグを選ぶと、「フル コンピュータ名」と「ワークグループ]が表示されます。[プロパティ]ボタンで編集もできる。
次は、Mac OS X 10.4.11上のAdobe ilustrator等のアプリケーションから印刷を試みてみます。
ラベル: MDプリンタのPS化
2008/07/21
マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 サーバー・クライアントと通信プロトコルについて
下の図は、仮想PSサーバーとクライアント(Mac OS X)間の通信の流れと、それを可能にするプロトコルを示しています(正しい図ではないと思うが大目に見て下さいませ)。家では、大体このような(iMacではないが)形式でMD-5500Pから印刷しています。
クライアント(Mac OS X 10.3.9、10.4.11)は、標準でSMBかLPRプロトコルを利用してサーバー(Windows 2000/xp)と通信可能になります。ただし、LPRプロトコルの場合、サーバーがクライアントからの信号を受け取るために「Windowsコンポーネントの追加と削除」から「UNIX用印刷サービス」を別途インストールしてLPDプリントサーバー機能(上図内(*))をセットしておく必要があります。
通常は、サーバーから直接USBケーブルを介して、MD-5500で印刷します。その他には、MD-5500にプリントサーバー(家ではパラレルポート用)を挿して、LAN接続で任意の場所にMD-5500を置き、印刷することも可能でしょう。
同様な方法でクライアントOS内に仮想PC(Virtual PC for Mac)を作りPSサーバーを実現することも可能です。この場合は、Mac本体の性能により処理スピードが問題になる場合があります。今時の、Intel Macでは、仮想PC(VMware Fusionなど)を利用してより処理速度の速い仮想PSサーバが実現できそうな気がしますが、実験できない・・・(こっちが本命なのですが)
これから、図に従って2つ(SMBとLPRプロトコル)の場合を考えます。
パソコンの熱、クマゼミの鳴き声、とても暑くて堪りません。
ラベル: MD-5500, MD-5500P, MDプリンタのPS化
2008/07/04
それはさて置き・・・
久しぶりの更新です。
販売終了間際だったWindows xp home edition sp2(通常版)を購入して、
増設したHDD(80G)にinstall(デュアルブートの98se、2000に加えて
マルチブートになった)して、アプリのセットアップも完了しました。
xpでないとインストール出来ないものもあるので仕方ないです。
これで人並みに最新?OS にできたのかと・・・
このWindows xpは将来、Intel iMacに入れる予定で通常版に
しておきましたが、いつになるやら (^^;