F.仮想PSプリントサーバの構築
MD-5500P用PSプリンタドライバに Redirected Port と Ghostscript を組込む。
コントロールパネルのプリンタに登録しておいた MDPusr MD-5500P を右クリックしてプロパティを選ぶ。
プロパティ画面から「ポート」タブを選び、Redirected Port の「PRT1:」にチェックを入れ、「適用」ボタンをクリックして MDPusr MD-5500P のプリンタポートとして「PRT1:」 を決定する。
次に、「ポートの構成」ボタンをクリックして、Redirected Port(PRT1:) のプロパティ画面を表示させる。
「Redirect this port to the program」欄へは、Ghostscript の Windows用実行ファイル gswin32c.exeのパス名が入るが、ここでは、
C:\gs\gs8.62\gswin32c.exe |
となる。
「Arguments for this program are」欄へは、実行ファイルに続くスイッチや引数からなるコマンドラインが入るが、ここでは、
-q -dBATCH -dNOPAUSE -sDEVICE=mswinpr2 -sOutputFile="\\spool\ALPS-MD5500P" - |
と記入する。(解像度を指定するスイッチ -r は、mswinpr2デバイスを使用するときは、Windows用ドライバ側で指定するので不要(あっても無視される)。)
"\\spool\ALPS-MD5500P" には、Windows用プリンタドライバインストール時にプリンタに登録されるプリンタ名(ここでは ALPS-MD5500P)を入れる。
「Output」欄は、Program handles output
「Run」欄は、Hidden
を選ぶ。
続いて、「OK」ボタンをクリックし、MDPusr MD-5500P のプロパティ画面で「OK」ボタンをクリックし、設定を終了させる。
これで、「アプリケーションから送られてきたデータが、PSプリンタドライバ「MDPusr MD-5500P」でPS形式データに変換され、それのプリンタポート「PRT1:」 からGhostscriptに送られ、Windows用データに変換され、Windows用プリンタドライバ「ALPS MD-5500P」に送られる」ということになるわけです。
以上で、仮想PSプリントサーバの中核になる ALPS MD-5500P用PSプリンタドライバ(MDPusr MD-5500P)の設定がほぼ終了した、ということになります。
(次回は、この仮想PSプリントサーバのある Windows 2000 sp4 搭載機からプリントしてみることにします。)
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