2008/06/03

マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 仮想PSプリントサーバ on Windows 2000 sp4 (2)

前回からのつづきです。

D.Ghostscript 8.62(日本語版)のインストール

前回ダウンロードしておいた Ghostscript 8.62(日本語版)の圧縮ファイル gs862w32full-gpl.zip を適当なフォルダに解凍する。
setupgs.exeを起動すると、次の画面が現れるので、
インストールするディレクトリを選び(デフォルトでは、C:\gs )、
「Install Ghostscript Fonts」と
「Use Windows TrueType fonts for Chinese. Japanese and Korean」に
チェックを入れ、「Install」ボタンをクリックする。
下の画面が出て、インストールが終る。

E.RedMonのセットアップ

ダウンロードしておいた 圧縮ファイル redmon17.zip を解凍し、 適当なフォルダ(ここでは、C:\RedMon)を作り、そこへ全てコピーする。
フォルダ内の setup.exe を起動する。
RedMonをインストールするかどうかで、「はい」をクリックする。
下のようなメッセージが出れば、大成功。
次に、コントロールパネルのプリンタフォルダから、「ファイル」-「サーバーのプロパティ」を選択する。
「ポート」タグをクリックし、さらに「ポートの追加」ボタンをクリックすると、「プリンタポート」画面になる。
「利用可能なポートの種類」ダイアログに「Redirected Port」が追加されているのを確かめる(正しくセットアップされていればこれがあります)。
続いて、「Redirected Port」を選び、「新しいポート」ボタンをクリックすると、Port Name として PRT1: が現れるので、「OK」ボタンをクリックする。
プリンタポート画面に戻るので、「閉じる」ボタンをクリックすると、ポート名として PRT1: が追加される。


(つづく)

2008/06/02

マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 仮想PSプリントサーバ on Windows 2000 sp4 (1)

仮想プリントサーバを、先ず Windows 2000 sp4上に構築して、同 Windows 上のアプリケーション(Adobe Illustrator等)からスタンドアローンとして印刷してみます。

A.MD-5500P用PPDファイルの保存

当ブログのマイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 PPDファイル作成 (2) から、MD-5500P用PPDファイルの部分だけを適当なテキストエディタにコピー&ペーストし、ファイル名を「MDPusr-5500P.PPD」として適当なフォルダ(ここでは、C:\PPD)に保存しておく。

B.必要ファイルのダウンロード

それぞれのWebよりダウンロードし、保存しておく。
 ・PSプリンタドライバのインストーラ
    Windows 2000/XP 用(ファイル名 : winstjpn.exe)
    Adobe Universal PostScript Windows Driver Installer 1.0.6 - Japanese
 ・Ghostscript 8.62(日本語版)(ファイル名 : gs862w32full-gpl.zip )
 ・RedMon(ファイル名 : redmon17.zip

C.MD-5500P用PSプリンタドライバのインストール

上記Bでダウンロードしたインストーラ winstjpn.exe を実行すると、下のように起動画面が出てインストールが始まる。
ようこそ:「次へ」をクリックする。
エンドユーザー使用許諾契約書:「同意する」をクリックする。
プリンタの接続方法:「コンピュータに直接接続」をチェックして、「次へ」をクリックする。
ローカルポートの設定:LPT1を取り合えず選び、「次へ」をクリックする。
プリンタのモデルの選択:「参照」をクリックし、PPDファイルをコピーしたフォルダ(ここではC:\PPD)を選ぶ。
プリンタの参照:C:\PPDフォルダ内の MDPusr MD-5500P を選んで、「OK」をクリックする。
プリンタのモデルの選択:MDPusr MD-5500P を選択したまま、「次へ」をクリックする。
共有:「共有する」をチェックし、共有名欄に「MDPusr-5500P」などと入力しておく。
(後ほど、クライアントから参照する時に、設定してもよい)
下のように警告が出るが、無視して「はい」をクリックする。(ハイフン " - " を取ればでないのだが)
プリンタ情報:下のようにして「次へ」をクリックする。
「次へ」をクリックする。
プリンタの設定:「いいえ」をチェックして「次へ」をクリックする。
「完了」をクリックする。
「完了」をクリックする。
コントロールパネルからプリンタを見ると、「MDPusr MD-5500P」 が登録されています。

(GhostscriptとRedMonのセットアップへ続く・・・)

2008/05/29

マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 印刷までのデータの流れ

プリンタデバイス印刷までのデータの流れ(==>)、プログラム(<< >>)のアクション((*n))、及び作られるデータ形式(( )) は次のようになると思います。

  <<アプリケーション>> ==(生の非PS、PS形式データ)==

==> <<PSプリンタドライバ (*1)>> ==(PS形式データ)==

==> <<Redirected Port (PRTn) (*2)>> ==(PS形式データ)==

==> <<Ghostscript (*3)>> ==(Windows印刷用標準中間データ)==

==> <<Windows用プリンタドライバ (*4)>> ==

==(機種依存(印刷行動用)データ)==

==> |プリンタデバイス(*5)|---> 印字

(*1)PSプリンタドライバ
   (Windows用Adobe PSプリンタドライバ+PPDファイル)
   アプリケーションで作成されたデータを
   PS形式データに変換し、
   Redirect Port(PRTn)へ出力する。

(*2)RedMonにより作られた特殊なポートで、Ghostscript へデータを渡す。

(*3)日本語 Ghostscript(Windowsでの実行ファイルはgswin32c.exe)で、
   色々なスイッチや引数に従いながら、
   内含するmswinpr2デバイスを使って
   機種依存しないWindows印刷用標準中間データ形式に変換
   (スイッチと引数 : -sDEVICE=mswinpr2)し、
   Windows用プリンタドライバへ出力する。
   (スイッチと引数 : -sOutputFile="\\spool\ALPS MD-5500P")

(*4)渡されたCMYKデータはそのままに、RGBデータはCMYKデータに変換されるが、その際、更に解像度や線数、用紙サイズ、オプション(ページ合成、特色印刷等)、イメージ調整等ここで付加され、機種依存のデータとして出力される。

(*5)該当プリンタ(ここでは、ALPS MD-5500P)により印字行動。

重要な役割を担うのは RedMon(Redirection Port Monitor)というプログラムです。これは「Redirected Portという特別なポートを作り、送られて来たPS形式データをGhostscriptに渡し、さらにGhostscriptがWindows用プリンタドライバへ渡す。」 という一連のWindows用プリンタドライバまでのデータの受け渡しをバックアップするプログラムです。

次は、データの流れの中にある プログラム について実践的な解説をしていきます。