Ghostscript 9.00 がアップロードされていました。いわゆるメジャーアップデートということでしょう。
「MDプリンタのPS化」に適用したが、今までのようにうまくいきませんでした。
このバージョンの変更点の一つに 「This release includes a move to an ICC-based color rendering workflow....」 とあり、それが原因でしょうか。
というわけで、直前のバージョン Ghostscript 8.71 に戻しました。
今回の Ghostscript のアップデートについて、詳しい人、教えてくださいませ
m(_ _)m
2010/09/22
ghostscript 9.00 の憂鬱
ラベル: MD-5500, MD-5500P, MDプリンタのPS化
2010/05/24
ALPS MD-5500 注文しました
ALPSのWebには、プリンタ本体MD-5500の最終注文受付が 2010年5月31日17時 とあります。
MD-5500販売終了の発表があってから悩んでいましたが、ALPSのWeb通販「電即納」にて、とうとうポチッとやってしまいました。
これでMD-5500は計三台となりました(最初の(約10年前購入)が少しキイキイ音がしています)。
さて、何と在庫切れにより、出荷は8月中旬~9月初旬予定だそうです。駆込み注文が多いせいなのでしょうか。
心の中で、慌てないで丁寧に造ってね m(_ _)m、と願わずにはいられません(^^;
さてさて、ブログの更新が滞っています。ちょこちょこしたネタはあるのだが・・・
2009/12/26
MD-5500で多色印刷~ハーフトーン画像の1色印刷
前回に続き、同様なデータを題材にフリーウエアとMD-5500で、ハーフトーン画像を含むデータの黒1色印刷を試してみます。
OS・・・Windows xp HomeEdition sp3
アプリケーション・・・GIMP 2.6.8、Inkscape 0.47
プリンタ・・・ALPS MD-5500(ALPS プリンタドライバ Ver.2.3.2)
下の写真は、その印刷結果です。
(黒1色印刷写真画像)
データ作成と印刷について・・・
(1)Inkscapeで葉書の大きさ(100×148mm)のアートワークを作り(メニュー 「ファイル」-「ドキュメントの設定」)、図形や文字の領域のデータを作成する。文字部分はパス化(Illustratorの文字のアウトラインに相当し、メニューから「パス」-「オブジェクトをパスへ」)しておく。パス化していなければ、印字結果(特に縦書き部分)が悲惨になります。
(2)適当な画像(等画像は添付CDのJpeg画像)をGimp 2.6.8 に読込み、相応な大きさにリサイズ(メニュー画像」-「画像の拡大・縮小」(解像度は350dpi))し、カラー画像であれば、グレースケール化(メニュー「画像」-「モード」-「グレースケール」)して保存する(ここでは保存形式はTIFF画像とした)。
(グレースケール化した画像)
(3)(2)の画像をInkscapeにインポートする。Inkscapeの仕様により、90dpiの画像にリサイズされる(総画素数は変らない)ため、かなり大きなサイズで配置される。(2)で作成した画像と同じ大きさ(幅と高さ)になるように、Inkscape上で幅と高さを入力リサイズする(元の解像度350dpiの画像に戻る)。
(Inkscape データ配置画像)
(4)Inkscapeにデータを配置した後、下のようなドライバ設定で印刷します。
(ALPS MD-5500 「印刷設定」-「基本設定」タグ)
「基本設定」タグ-「詳細設定」ボタン クリック。
(詳細設定)
この印刷設定により、スクリーン線数85線、スクリーン角度45度相当で黒1色のハーフトーン印刷を実現しています(実際は、この線数ではプリンタの出力解像度は1200dpiは必要)。
こうして、簡単に商用印刷における墨1色印刷物モドキができます(VDフォトグレースケール印刷よりは数段美しい出来上がりでしょう)。
※Photoshopでは、グレースケール画像を白黒2値化(スクリーン線数と角度を任意に指定できる)するなどして同様なことを実現できます。また、このPhotoshopと同様なことはGimpにおいても可能で、2色印刷において実践していくことになります。
作成過程からも分かるようにInkscapeやGimpでなくても他のフリーウエア(OpenOfficeなど)でも実現可能でしょう。
2009/12/23
MD-5500で多色印刷~フルカラー+フラッシュゴールド印刷
年賀状を題材にフリーウエアとMD-5500で多色印刷を試してみます。
OS・・・Windows xp HomeEdition sp3
アプリケーション・・・GIMP 2.6.8、Inkscape 0.47
プリンタ・・・ALPS MD-5500(ALPS プリンタドライバ Ver.2.3.2)
まず、最初に、「フルカラー+フラッシュゴールド印刷」です。
下の写真は、その印刷結果です。
(フルカラー+フラッシュゴールド印刷写真画像)
データ作成と印刷について・・・
(1)Inkscapeで葉書の大きさ(100×148mm)のアートワークを作り(メニュー 「ファイル」-「ドキュメントの設定」)、図形や文字の領域のデータを作成する。文字部分はパス化(Illustratorの文字のアウトラインに相当し、メニューから「パス」-「オブジェクトをパスへ」)しておく。パス化していなければ、印字結果(特に縦書き部分)が悲惨になります。
(2)書籍掲載画像(添付CDのJpeg画像)をGimp 2.6.8 に読込み、相応な大きさにリサイズ(解像度は350dpi)する。
(3)(2)の画像をInkscapeにインポートする。Inkscapeの仕様により、90dpiの画像にリサイズされて(総画素数は変らない)配置されるので、(1)で作成したサイズにInkscape上でリサイズする。
(Inkscape データ配置画像)

(4)Inkscapeにデータを配置した後、下のようなドライバ設定で印刷します。
(ALPS MD-5500 「印刷設定」-「基本設定」タグ)

「基本設定」-「詳細設定」ボタン クリック(MFインクは使いたくない)。
(詳細設定)

「基本設定」-「特色設定」ボタン クリック。
(特色設定)

フルカラー画像があるのでドライバによるカラーマッチを行う(自動にチェック)。
(ALPS MD-5500 「印刷設定」-「イメージ調整」タグ)

作成過程からも分かるようにInkscapeやGimpでなくても他のフリーウエア(OpenOfficeなど)を使っても可能です(勿論有償アプリでも)。
MD-5500のマニュアルに沿ってデータ作成やドライバ設定をすれば、難しいことは何もありません。
2009/12/19
MD-5500 で多色印刷
今更ですが、年賀状を題材にMD-5500で多色印刷やってみます。(ALPSプリンタの良さは此処にありますwtu)
使用アプリケーションは全てフリーでネット上で手に入ります。
(環境)
OS・・・Windows XP HomeEdition sp3
印刷プリンタ装置・・・ALPS MD-5500(ALPS プリンタドライバ 2.3.2)
アプリケーション・・・画像ソフトGIMP(GIMP 2.6.8)、Inkscape 0.47
また、InkscapeやGIMPとGIMPのプラグインのSeparete+ ver.0.5.5(RGB-CMYK変換プラグイン)をセットアップしておいてください。
2009/06/30
SheepShaverと実用性 (2) ~ SheepShaver Mac (Mac OS 9.0.4)
前回は、リファレンスのMacintosh(Power Mac G4, Mac OS 9.2.2) で稼動するプリンタを接続方法とセレクタ画面から示しました。
ここでは、そのプリンタ装置がSheepShaver Mac (Mac OS 9.0.4)においても同様に使用可能かどうかを検証してみます。
下図は、SheepShaver Mac の稼動環境をGUIで設定する SheepShaver GUI.app を起動したときに現れる SheepShaver Settings 画面です。設定のためのタグがいくつか用意されています。
SheepShaver Settings

タグからも分かるように、SheepShaver はUSBポートもSCSIポートも、残念ながらサポートしていません。また、Printer Port というものがあります(Windowsユーザには馴染みの COMx、LPTx があります)が、これはMac用のプリンタドライバのためのポートで、今時のプリンタには適合しないものと思います(下図)。
Serial タブ-Printer Port プルダウンリスト

したがって、プリンタ装置を含めて、USBやSCSIポートに接続の周辺機器(前回(1)~(3))は、使用できません。
つぎに、ネットワーク接続のプリンタ(前回(4))を検証してみます。
SheepShaver Settigs 画面の Network タブの Ethernet Interface をみると、プルダウンリストメニューに、「Basilisk II Router」、「Basilisk II Slirp」、「ローカルエリア接続」、「TAP-Win32」 の4種類が表示されています(それぞれについてのセットアップおよび詳細はリンク先等を参照ください)。
Network タブ Ethernet Interface プルダウンリスト
リファレンス Mac と互換性が高いのは「ローカル エリア接続」の場合です。この「ローカルエリア接続」を選んで「Start」ボタンをクリックし、SheepShaver Macを起動します(下図)。

(SheepShaver起動時に、ホストOSのWindowsが外部と通信状態にある場合(Webブラウザが起動中であったり、Windows Updateの自動更新や、アンチウイルスソフトの自動 Live Update機能等バックグラウンドで外部と通信中の場合)、SheepShaverは落ちてしまいます。こうなる場合は、Webブラウザを閉じたり、上記の自動更新やLiveUpdate機能を無効に設定しておけば、無事起動するでしょう。あるいは、ホストOSのあるWindows機からLANケーブルをあらかじめ抜いておいて、SheepShaverを起動させれば、より確実に起動できます(SheepShaver Mac が起動した後LANケーブルを再び接続します。)
リファレンス Mac の時と同じLAN接続状態(前回(4)参照)を再現すると、SheepShaver Mac のセレクタ画面は以下の4通りのようになりました。
* EPSON LP-8800C(オプションのEthernetカード内蔵) *

(SheepShaver Mac ,Mac OS 9.0.4)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
* EPSON PM-4000PX(パラレルポートへプリントサーバ(IO-DATA ETX-PS/P)外付け) *

(SheepShaver Mac ,Mac OS 9.0.4)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
* Postscriptプリンタ:
Micro Dry RIP2.5JインストールのPSプリントサーバー(Power Mac G4)とUSB接続のALPS MD-5500P
(サーバーとクライアント機(Power Mac G4)は共にLAN接続 *

(SheepShaver Mac ,Mac OS 9.0.4)
Micro Dry RIP2.5JがEtherTalk(AppleTalk)に対応しているためクライアント機と接続可能になります。
続いて、AFPプロトコルによるファイル共有では、
* AppleShare *

(SheepShaver Mac ,Mac OS 9.0.4)
上図のPowerMac G4 は、リファレンス Macのコンピュータ名であり、LAN接続されたSheepShaver Mac(コンピュータ名 T42-Sheep) のファイルサーバとなり、ファイル共有が可能となリます。
以上4つのセレクタ画面において、リファレンス Mac(通常のMac OS 9.2.2起動 Mac)とまったく同じであり、プリンタ出力に関しても、SheepShaver Mac にインストールされたアプリケーションから同様な印刷結果が得られますし、ファイル共有においても、全く同様に機能します。 (続 く)
2009/06/25
SheepShaver とその実用性 (1) ~ Power Mac (Mac OS 9.2.2) と 稼動プリンタ ~
SheepShaverはオープンソースの Power Macintosh エミュレータです。Windows OSやMac OS X上で旧Mac OS(7.5.2~9.0.4まで)環境を提供します。
ここで、このエミュレートされたMac(以後SheepShaver Macとよびます)の実用性(主にプリンタ出力(勿論、マイクロドライプリンタも)出力)を検証してみたいと思います。検証の対象は、Windows xp professional sp3 上で動作する SheepShaver Mac(Mac OS 9.0.4)とします。下の図は、SheepShaver Macの起動画面のキャプチャです(SheepShaverに関する詳細とインストールの実際は他(リンク等)を参照下さい)。
SheepShaver Mac の起動画面(Mac OS 9.0.4)
(ホストOS : Windows xp professional sp3)
はじめに、リファレンスとして、実際のPower MacintoshであるPower Mac G4(Mac OS 9.2.2)とそれに接続して稼動可能なプリンタを取り上げます(Power Mac G4(Mac OS 9.2.2) に接続されるプリンタとセレクタ画面を、接続方法別に示します)。
(1)USBケーブルによる接続
* ALPS MD-5500P *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
* EPSON PM-4000PX *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
(2)USBパラレル変換ケーブル(ALPS MDT-USBC)による接続
* ALPS MD-1300 *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
(3)SCSIケーブル接続
* ALPS MD-2010S *
(Power Mac G4+SCSIカード ,Mac OS 9.2.2)
(4)LAN接続
* EPSON LP-8800C(+オプションのEthernetカード)*
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
* EPSON PM-4000PX(パラレルポートへプリントサーバ(IO-DATA ETX-PS/P)外付け) *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
* Postscriptプリンタ:
Micro Dry RIP2.5JインストールのPSプリントサーバー(Power Mac G4)とUSB接続のALPS MD-5500P
(サーバーとクライアント機(Power Mac G4)はLAN接続 *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
Micro Dry RIP2.5JがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
(5)その他 ファイル共有
* AppleShare *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
上のセレクタ画面のT42-Sheep は、SheepShaver Mac(SheepShaver GUIにおいて、Networkを「ローカルエリア接続」に設定して、独自のIPアドレスを割り当てている)のコンピュータ名です。LAN接続されたリファレンスのPower Mac G4のファイルサーバとなって、ファイル共有が可能となっています。
一般に、AFPプロトコルによるファイル共有は、AppleTalkなしでも、「サーバのIPアドレス」をクリックしてファイルサーバとなるMacのIPアドレスを入れてやれば、ファイル共有が可能になります。
また、上図のようにAppleTalkを使用にすれば、ファイルサーバの名称が表示されます。このことは、後ほどSheepShaver Macからのファイル共有の場面において再度出てきます。
また、このファイル共有をWindows から活用することにもなります。
以上、リファレンスとしたPower Macintosh実機から稼動可能なプリンタをセレクタ画面から見てきました。
次は、SheepShaver Macを上のリファレンスと比較していきたいと思います。
ラベル: ALPS MDT-USBC, Mac OS 9, MD-1300, MD-2010S, MD-5500, MD-5500P, SheepShaver, USBパラレル変換ケーブル
2009/06/20
Windows 7(RC版) と マイクロドライプリンタ(続)
前回の続きです。MD-5500はALPSのWindows 2000/XP用プリンタドライバ Ver.2.3.2で、MD-1300は同 Ver.2.3.0 にて両方ともインストール可能でした。インストールはプリンタの追加ウイザードで行いました。
さて、印刷の方は、アプリケーションとしてAdobe Illustrator 9.0.2Jをインストールし、同ソフト内のサンプルファイルを読み込ませて、同ソフトにて行いました。MD-5500の方はUSBとプリントサーバー(IODATA ETX-PS/P)経由で共に結果は良好でした。MD-1300の方は、上記プリントサーバー経由では良好だが、USBパラレル変換ケーブルでは純正のALPS MDT-USBC(Windows 2000の時からサポート外)は完全にダメで、ELECOM UCP-5GTも動作不安定でした。
また、ここで、Print Spooler関係のエラーが出てプリントキューがおかしくなるという不安定要素がみられました。
この場合は「コントロールパネル」-「システムとセキュリティ」-「管理ツール」ー「サービス」とたどり、Printo Spoolerのプロパティを開くと、サービスの状態:停止 になっているので、サービスの状態:開始 ボタンをクリックして再度開始にしてやれば治ります。
仮想PSプリントサーバー関係については:
○ Ghostscript(8.54)は、XPの場合と同様にすんなりインストールできました。
○ MD-5500用のPSドライバは、汎用のAdobe PSドライバは提供されていないので、プリンタの追加ウイザードから、XP用に適当に作ったinfファイルを読み込ませることで、PPDファイルとWindows内蔵のPSドライバとで作成可能でした。
× RedMonについては、インストールでき、「新しいポートの追加」で「利用可能なポートの種類:」のリストにRedirected Port は見られるが、「新しいポート...」で肝心の PRT1: が追加できません(RedMonのWebでは、近日中のVistaとWindows 7への対応のコメントが一番上に掲載されていました)。
仮想PSプリントサーバー化については、Windows 7対応版待ちということになります(クライアントとしてはいけると思います)。
2009/05/18
Windows 7(RC版) と マイクロドライプリンタ
Windows 7(RC版)にMD-5500とMD-1300のALPS製の2000/XP用ドライバをインストールしてみました。詳細は省きますが、インストール可能でした。MD-5500はUSB及びパラレルポート接続プリンタサーバ(IODATA ETX-PS/P)経由で、MD-1300はパラレルポートプリンタサーバ経由でテスト印刷までは確認しました。アプリケーションからの印刷は試していません。RC版ということとXP用ドライバということで不安定要素も見受けられました。製品版でも印刷できて欲しいものです。もし、こうだったということがあればコメント下さいませ。Ghostscriptのインストールや仮想PSプリンタサーバー化等等試してみたいです。
2009/01/31
中古 MD-5500 入手顛末記
中古のMD-5500を手に入れました。元箱付きで中に、本体、電源ケーブル、インストールCDディスク、マニュアル類、等そろっていました。オマケでUSBケーブルやインクカセットも幾つか付いていました。保証書によれば購入後8年程度経過しているらしい。私のMD-5500Pより約1年新しいようです(^^; 前の所有者によれば、殆ど使っていなかったとのことでした。
でもっ、でもっ、でもでもでもでも、ヤニくさーい。
喫煙環境のもとで長らく保管(放置)されていたような態でした。で、早速掃除にかかる。黄土色の汚れ(ヤニと汚れの混合物)が湿ったタオルに付着した。本体内部も喫煙環境の中で数年間放置され年月を経たような臭いがした。印字ヘッドをはじめ、手の届く範囲を清掃すると、私のMD-5500よりはるかに綺麗になった(手の届かない(プリント基板等のある)部分までは清掃できず、諦めた)。こりゃ新品(なわきゃない)だ。
次に、祈る思いで行ったテスト印刷は上々だった。続いて、アプリケーションから印刷しようしたが・・・ダメだ・・・ドライバが従来のMD-5500P用じゃ・・・そりゃそうだ。改めてMD-5500用ドライバをインストールして印刷した。ここで、新たな問題が起きた。印刷物表面がヤニ臭いのである。用紙トレイからの紙送り機構が汚染されているようだったので、荒業を・・・べっとりと無水アルコールで拭いた厚紙をreadyボタンを押して用紙トレイから給紙の後、排紙する・・・数回繰り返した。
付属していた未開封未使用のインクはかなり古いようで、インクリボン表面に斑状模様が顕著だった。また、開封済みや箱入りの未使用インクは、やはりヤニ臭い。ニコチン入りインクでは、印刷物の臭気だけでなく色調もおかしくなってしまうだろう・・・と、付属インクは全て破棄した(ベースドホワイトインクは勿体無かったなあ)。
使用頻度が少ない分機械的な消耗が少なそうで、よい買い物だったのだろうと思います。
これで、マイクロドライプリンタは、MD-2000J、MD-2010S、MD-5500P、MD-5500 と4台所有することになりました。
2008/09/26
マイクロドライプリンタのPS化 ~ プリンタプロファイルの解析と活用 (2)
前回に続いて、ALPS マイクロドライプリンタ用ICCプロファイルを解析します。下の表は、旧Mac OSのMac OS 9.2.2(やMac OS XのClassic環境用)プリンタドライバver.6.4.6 に組み込まれるColorSync用ICCプロファイルの一覧(旧ブログより)です。
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| (*1)MD-1300用 (*2)MD-2300S用 (*3)MD-5000P用 (*4)MD-5500P用 (*5)MD-1000 MD-1300 MD-1500用 (*6)光沢仕上げインク使用 |
※MDP Monitor-D50は色温度5000Kのモニタ用ICCファイルですが,特に必要はありません。モニタの色温度を5000K~6500K程度にキャリブレーションしたモニタのICCプロファイルがあれば十分です。
判りやすいように、ICCプロファイルとWindows2000/XP用ドライバVer.2.3.2 で明示される印刷モード,解像度,ハーフトーン(線数),用紙の種類とを対応させています。(ただし、この対応は当方が所有する ALPS MD-2010S及びMD-5500のOS(Windows XP、Mac OS 9.2.2)用ドライバの機能から比較推定したものであることをお断りしておきます。)
これらのプロファイルはプリンタドライバをインストール時にMac OS 9.2.2では、「システムフォルダ/ColorSyncプロファイル」にコピーされます。そして、プリント時に、カラーマッチングをColorSyncにした場合に、自動的にプリンタに割り当てられます。ALPSはColorSync以外のカラーマッチングにプロファイルを使うことは保証していません。
前回の Mac OS X ColorSync用ICCプロファイル との対応はファイル名を見れば明らかです。どちらのICCファイルとも、Mac OS X 付属のColorSyncユーティリティで調べる限り、同じものであると思います。これらを Mac OS X のフォルダ「ライブラリ/ColorSync/Profiles/」にコピーしておけば、Adobe IllustratorやPhotoshop等のアプリケーションから使用可能になります(Mac OS Xによるカラーマッチング(ColorSync)には使えません)。
最も使用頻度が高いのは、2400dpi、160lpi用プロファイルの「MDP VDPhoto/Fine」だと思います。マイクロドライプリンタPS化システムにおいてクライアントにな るMac OS X や Windows OS のアプリケーション側のカラーマッチングで十分使えます。
ラベル: MD-5500, MD-5500P, MDプリンタのPS化
2008/09/23
マイクロドライプリンタのPS化 ~ プリンタプロファイルの解析と活用 (1)
マイクロドライプリンタPS化システムにおいてMacintosh OS(旧Mac OSとMac OS X)用に提供されるプリンタプロファイルを使ってみよう。
というわけで、まずは、Mac OS X 10.4.11(PPC)用のICCプロファイルを解析してみることにします(以前のブログより修正、加筆)。
下の表は、Mac OS X(Mac OS X 10.4.11(PPC))用プリンタドライバver.1.0.2に組み込まれるColorSync用ICCプロファイルの一覧です。
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| (*1)MD-1300用 (*2)MD-5000P用 (*3)MD-5500P用 (*4)光沢仕上げインク使用 |
これらは、ドライバのインストール時に、「ライブラリ/Printers/ALPS/MicrDryPM.plugin/Contents/Resouces」にコピーされます。そして、プリント時に「プリント」ダイアログの「カラー設定」で「カラーマッチング:ColorSync」とした場合に、その他の「カラー設定」や「メディア設定」等に対応したプロファイルが自動的にプリンタに割り当てられます(出力解像度や線数などは明示されない)。
判りやすいように、12種類のICCプロファイルと Windows2000/XP用ドライバVer.2.3.2 で明示される印刷モード,解像度,ハーフトーン(線数),用紙の種類とを対応させています。(ただし、この対応は当方が所有する ALPS MD-5500 のOS(Windows XP、Mac OS X 10.4.11(PPC)、Mac OS 9.2.2)用 ドライバの機能から比較推定したものであることをお断りしておきます。)
通常の使用では、ユーザーがICCプロファイルを見ることはないが、Adobe Illustrator や Photoshop 等のアプリケーションを通して(プリントスペースのプロファイルのプルダウンメニュー)見ることができます。ただし、ICCプロファイルはColorSync用であり、ここでプロファイルを指定することはありません(カラーマッチングでColorSyncを指定する場合、一般に、プリンタ独自のプロファイルは指定してはならない)。したがって、ALPSは、プリントスペースでALPSのプリンタプロファイルを指定することは想定外であり、保証していません。
上表を作成するにあたり,改めて各OS用ドライバの印刷機能を調べていく中で気付いたことがあります。Mac OS Xでは印刷解像度や 線数はユーザーからは見えなくなっていることに加えて、VDフォトカラー印刷では,Mac OS9やWindows用プリンタドライバでいう 解像度2400dpi、出力線数(ハーフトーン)160lpi の印刷は印刷本紙のみの対応であるということです。メディア設定で普通(コピー)紙や平滑紙を選んだ場合、自動的に2400dpi、145lpiに固定され、それしか(MFインクを使っても)出力しないということです(160lpiで出力するには、メディア設定で「印刷本紙」を選ぶしかない)。これはWindows2000/XPで160lpiや145lpi印刷したものと比べた結果です。マニュアルにもALPSのWebにもこの辺の記述がないようです。間違いがあればご指摘お願いします。
このように、印刷本紙以外(ハイグレードペーパーや一般の平滑な上質紙)に対応した「160lpi印刷用ICCプロファイル」が存在しないことが、マイクロドライプリンタPS化システムのWindows用ドライバが主流(?)とする160lpi印刷にとって不都合となってきます(印刷結果の明らかな違いを気すればだが)。
その対応も含めて、次回(マイクロドライプリンタのPS化 ~ プリンタプロファイルの解析と活用 (2))へ続く・・
ラベル: MD-5500, MD-5500P, MDプリンタのPS化
2008/08/09
マイクロドライプリンタのPS化 ~ 実践 CMYKデータ (1)
今回は、「マイクロドライプリンタのPS化」システムで、CMYKデータを印刷してみます。
CMYKデータを通常のGDIプリンタで印刷していては、作成者の意図しない結果になる場合があります。CMYKデータはPSプリンタからの出力がベストです。マイクロドライプリンタのインクカセットに巻かれたインクリボンのC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のそれぞれの色合いは、商業印刷におけるCMYKそれぞれの100%の色合いと一致してはいないが、近いものはあります。よって、PSファイルを作成出力可能なアプリケーション(Adobe Illustrator等)でCMYKデータを作り、それをそのままマイクロドライプリンタ用のCMYKインクで再現させることが可能ならデータ作成者の意図が印刷物に反映されることになるでしょう。ALPSは、MD-5500に「マイクロドライリップ」を組合わせたPSプリンタシステムを用意しているが、もはや過去の遺物であり、出力線数にも不満があります。そこで、より繊細な印刷結果(出力線数 160lpi)が得られるこの簡易なPS化システムに利用価値が生まれてくるのではないかと思います。
[データについて]
マイクロドライプリンタに適した印刷物の一つである名刺をAdobe Illustrator 10.0.3 のCMYKモードで作成し、印刷した(作成したデータは、でっち上げたものですので、ご容赦くださいませ)。
カラー領域(ロゴ(AYM)と直下のカラー文字部分(A、Y、M))の色は、Illustrator付属のPANTONEの特色ライブラリーから選び、それらの色をK成分なしのCMY3色で表すようにシュミレートした(*1)。
グレースケール領域(K20%とK100%の文字部分)は、ここでは、出力線数85lpi(スクリーン角度45度)で印刷する(*2)。
[用紙、インクカセット]
用紙:名刺用紙(厚口マット紙)
用紙サイズ:A6(カスタムサイズ)
インクカセット:紙用シアン、紙用マゼンタ、紙用イエロー、紙用ブラック
データ作成から印刷までの手順
1.Illustrtator 10.0.3にて、書類のカラーモードをCMYKカラーで新規作成して、上記([データについて]参照)のようにデータを作成する(この時、フルカラー領域とグレースケール領域を異なるレイヤーに分けておくと便利)。
2.まず最初に、グレースケール領域(ロゴ以外)を「ページ合成」機能を使って印刷し(A)、引き続いて4色カラー領域(ロゴ)を印刷する(B)、という順序をとります。
A.グレースケール領域の印刷
(1) カラー領域を隠(非表示に)し、グレースケール領域のみを表示する。
(2) Windows用プリンタドライバ の「標準の設定」を設定する。
[プリンタとFAX]を開き、「ALPS MD-5500P」アイコンを右クリックしてプロパティを開く。
[詳細設定]タグの[標準の設定]ボタンをクリックする。
[ALPS MD-5500P 標準の設定]ダイアログから、以下のように設定する。
[基本設定]タグ-------------------------------------------
ドキュメント設定:自動
用紙の種類:厚紙
印刷設定:
特色印刷 のチェックをしない。
印刷モード:VDフォトカラー
[詳細設定]ボタンをクリックする。
印刷品質:解像度 2400dpi ハーフトーン 160lpi
MFインク/光沢仕上げオプション:どちらのチェックもはずす。
[OK]ボタンをクリックする。
他の必要事項を確認して[適用]ボタンをクリックする。
[用紙]タグ ---------------------------------------------
用紙サイズ:A6 (自由用紙サイズで登録済)
紙送り:ページ合成をチェックする。
他の必要事項を確認して[適用]ボタンをクリックする。
[イメージ調整]タグ ----------------------------------------
カラーマッチ:「なし」をチェックする。
他の必要事項を確認して[適用]ボタンをクリックする。
[OK」ボタンをクリックしながら[標準の設定]、「ALPS MD-5500P」のプロパティを終了する。
(3) クライアント(Mac OS X)に戻り、Illustrator 10.0.3 の[ファイル]メニューから[プリント]を選び、[プリント]ダイアログから、次のように設定し、[プリント]ボタンをクリックする。
プリンタ:MDPusr-5500P
プリントスペース
プロファイル:カラースペースを変換しない
[プリント]ボタンをクリックする。
(4) しばらくして、サーバー側のデスクトップに「ALPS MD-5500P-Status Monitor」が起動して、印刷が始まり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に印刷される。ページ合成機能を指定しているため、グレースケール領域の印刷終了後、一時的に紙送り停止状態になる。
引き続き、フルカラー領域の印刷に移ります。
B.フルカラー領域の印刷
(1) グレースケール領域を隠し、フルカラー領域のみを表示させる。
(2) Windows用プリンタドライバ の「標準の設定」を設定する。
[プリンタとFAX]を開き、「ALPS MD-5500P」アイコンを右クリックしてプロパティを開く。
[詳細設定]タグの[標準の設定]ボタンをクリックする。
「ALPS MD-5500P 標準の設定」ダイアログから、以下のように設定する。
[基本設定]タグ-------------------------------------------
上記Aの(2)に同じ。
[用紙]タグ ---------------------------------------------
用紙サイズ:A6 (自由用紙サイズで登録済)
紙送り:ページ合成のチェックをはずす。
他の必要事項を確認して[適用]ボタンをクリックする。
[イメージ調整]タグ ----------------------------------------
上記Aの(2)と同じ。
[OK」ボタンをクリックしながら[標準の設定]、「ALPS MD-5500P」のプロパティを終了する。
(3) クライアント(Mac OS X)に戻り、Illustrator 10.0.3 の[ファイル]メニューから[プリント]を選び、[プリント]ダイアログから、次のように設定し、[プリント]ボタンをクリックする。
プリンタ:MDPusr-5500P
プリントスペース
プロファイル:カラースペースを変換しない
[プリント]ボタンをクリックする。
ここも、上記Aの(3)と同じである。
(4) しばらくして、サーバー側のデスクトップに「ALPS MD-5500P-Status Monitor」が起動して、印刷が始まり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に印刷される。
(*1)CMYKからなるハーフトーンの印刷において、CMYのそれぞれはそれぞれのインク単独で印刷されるが、Kだけは(K=100を除いて)CMYKの4色で印刷される。そうなると、例えば、C=40、M=Y=0、K=40 のようなデータがあった場合、印刷時この K=40 のために更にCとMとYのインクが入ってくることになる。こういうふうに、データにK成分があることで余分に塗り重ねられるインクがあるためにデータのエッジに余計なギザギザ感が出たり、インク層が更に厚くなったために摩擦でインクが剥がれ易くなったりすることがある。これ等を避けるために4色カラーをCMYの3色以下でシュミレートする試みもマイクロドライプリンタでは有効かもしれない。(*2)グレースケール(CMY=0、K>0)だけで作ったデータを表示、印刷させると、85lpi、スクリーン角度45度で出力される。よりオフセット印刷ライクで、好ましい結果が得られる場合があります。これに対して、カラー領域とグレースケール領域を混在させて一度にフルカラー印刷すると、グレースケール領域のハーフトーンがCMYKの4色で印刷されてしまう。
今回も「ページ合成」機能を使う必要性から、二段階の印刷過程を経なければならない。このことは、多数枚印刷する名刺では煩わしいものです。これを解決するのに、前回述べたような印刷ユーティリティの使用が有効かもしれない。(つづく)
ラベル: MD-5500, MD-5500P, MDプリンタのPS化
2008/07/21
マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 サーバー・クライアントと通信プロトコルについて
下の図は、仮想PSサーバーとクライアント(Mac OS X)間の通信の流れと、それを可能にするプロトコルを示しています(正しい図ではないと思うが大目に見て下さいませ)。家では、大体このような(iMacではないが)形式でMD-5500Pから印刷しています。
クライアント(Mac OS X 10.3.9、10.4.11)は、標準でSMBかLPRプロトコルを利用してサーバー(Windows 2000/xp)と通信可能になります。ただし、LPRプロトコルの場合、サーバーがクライアントからの信号を受け取るために「Windowsコンポーネントの追加と削除」から「UNIX用印刷サービス」を別途インストールしてLPDプリントサーバー機能(上図内(*))をセットしておく必要があります。
通常は、サーバーから直接USBケーブルを介して、MD-5500で印刷します。その他には、MD-5500にプリントサーバー(家ではパラレルポート用)を挿して、LAN接続で任意の場所にMD-5500を置き、印刷することも可能でしょう。
同様な方法でクライアントOS内に仮想PC(Virtual PC for Mac)を作りPSサーバーを実現することも可能です。この場合は、Mac本体の性能により処理スピードが問題になる場合があります。今時の、Intel Macでは、仮想PC(VMware Fusionなど)を利用してより処理速度の速い仮想PSサーバが実現できそうな気がしますが、実験できない・・・(こっちが本命なのですが)
これから、図に従って2つ(SMBとLPRプロトコル)の場合を考えます。
パソコンの熱、クマゼミの鳴き声、とても暑くて堪りません。
ラベル: MD-5500, MD-5500P, MDプリンタのPS化
2008/06/10
マイクロドライプリンタのPSプリンタ化 〜 テスト印刷 on Windows 2000 sp4
テスト印刷環境は、次のようです。
OS:Windows 2000 sp4
アプリケーション:Adobe Illustrator CS2
プリンタ:ALPS MD-5500P
プリンタドライバ:Windows 2000/XP用 Ver.2.3.2
前回までに作成した、MD-5500P用PSプリンタドライバ MDPusr-5500P
Adobe Illustrator CS2 にて6つの星印のデータ作成後、A6サイズの印刷本紙(MDマット)に160lpiで印刷しました(フラッシュゴールド領域の印刷にのみページ合成機能を使っています。)
印刷結果を下に示します(スキャナでスキャン後Web用に処理)。
左上の星印(シアン)のデータは、外側から内側へ向かって、C = 40 %、60%、100%、M=Y=K=0%、です。この部分のみを拡大した画像(下図)を見ると、データの通りに、シアンインクのみ使われて、他(マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクが使われていないのが判ります。
次の拡大図は下段中央の星印データで、外側から内へ M=Y=40%、60%、100%、C=K=0% です。
これもデータ通りで、マゼンタとイエローのインクのみ使われ、他(シアン、ブラック)のインクは使われていません。他の結果も同様です。
「データ以外のインクは混在させない」
これがPS化の目的の一つです。同じことはALPS純正のソフトリップ(Micro Dry RIP)にしかできなかったのです。MD-5500Pの能力通りの160lpi 印刷が可能であるという点では、純正リップ(Micro Dry RIP は160lpi不可)に優っています。ただ、この方法の欠点は、ブラックインクのみによって、160lpiや190lpiでブラックのハーフトーンは(通常の方法では)実現できないという点です(これは、Windows用非PSドライバの仕様によるものです)。
PSプリントサーバになる一台のWindows OS上で印字テストは成功した、ということにしておきます。
次は、LANで結ばれている、Mac(Mac OS X)や他のPC(Windows OS)をクライアントとする方法を考えていきます。その上で、Windows 2000だけにかかわる問題点も考えていきます。
ラベル: MD-5500, MD-5500P, MDプリンタのPS化