SheepShaverはオープンソースの Power Macintosh エミュレータです。Windows OSやMac OS X上で旧Mac OS(7.5.2~9.0.4まで)環境を提供します。
ここで、このエミュレートされたMac(以後SheepShaver Macとよびます)の実用性(主にプリンタ出力(勿論、マイクロドライプリンタも)出力)を検証してみたいと思います。検証の対象は、Windows xp professional sp3 上で動作する SheepShaver Mac(Mac OS 9.0.4)とします。下の図は、SheepShaver Macの起動画面のキャプチャです(SheepShaverに関する詳細とインストールの実際は他(リンク等)を参照下さい)。
SheepShaver Mac の起動画面(Mac OS 9.0.4)
(ホストOS : Windows xp professional sp3)
はじめに、リファレンスとして、実際のPower MacintoshであるPower Mac G4(Mac OS 9.2.2)とそれに接続して稼動可能なプリンタを取り上げます(Power Mac G4(Mac OS 9.2.2) に接続されるプリンタとセレクタ画面を、接続方法別に示します)。
(1)USBケーブルによる接続
* ALPS MD-5500P *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
* EPSON PM-4000PX *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
(2)USBパラレル変換ケーブル(ALPS MDT-USBC)による接続
* ALPS MD-1300 *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
(3)SCSIケーブル接続
* ALPS MD-2010S *
(Power Mac G4+SCSIカード ,Mac OS 9.2.2)
(4)LAN接続
* EPSON LP-8800C(+オプションのEthernetカード)*
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
* EPSON PM-4000PX(パラレルポートへプリントサーバ(IO-DATA ETX-PS/P)外付け) *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
* Postscriptプリンタ:
Micro Dry RIP2.5JインストールのPSプリントサーバー(Power Mac G4)とUSB接続のALPS MD-5500P
(サーバーとクライアント機(Power Mac G4)はLAN接続 *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
Micro Dry RIP2.5JがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。
(5)その他 ファイル共有
* AppleShare *
(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
上のセレクタ画面のT42-Sheep は、SheepShaver Mac(SheepShaver GUIにおいて、Networkを「ローカルエリア接続」に設定して、独自のIPアドレスを割り当てている)のコンピュータ名です。LAN接続されたリファレンスのPower Mac G4のファイルサーバとなって、ファイル共有が可能となっています。
一般に、AFPプロトコルによるファイル共有は、AppleTalkなしでも、「サーバのIPアドレス」をクリックしてファイルサーバとなるMacのIPアドレスを入れてやれば、ファイル共有が可能になります。
また、上図のようにAppleTalkを使用にすれば、ファイルサーバの名称が表示されます。このことは、後ほどSheepShaver Macからのファイル共有の場面において再度出てきます。
また、このファイル共有をWindows から活用することにもなります。
以上、リファレンスとしたPower Macintosh実機から稼動可能なプリンタをセレクタ画面から見てきました。
次は、SheepShaver Macを上のリファレンスと比較していきたいと思います。
2009/06/25
SheepShaver とその実用性 (1) ~ Power Mac (Mac OS 9.2.2) と 稼動プリンタ ~
投稿者 MDPusr 時刻: 16:20
ラベル: ALPS MDT-USBC, Mac OS 9, MD-1300, MD-2010S, MD-5500, MD-5500P, SheepShaver, USBパラレル変換ケーブル
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