2009/06/25

SheepShaver とその実用性 (1) ~ Power Mac (Mac OS 9.2.2) と 稼動プリンタ ~

SheepShaverはオープンソースの Power Macintosh エミュレータです。Windows OSやMac OS X上で旧Mac OS(7.5.2~9.0.4まで)環境を提供します。

ここで、このエミュレートされたMac(以後SheepShaver Macとよびます)の実用性(主にプリンタ出力(勿論、マイクロドライプリンタも)出力)を検証してみたいと思います。検証の対象は、Windows xp professional sp3 上で動作する SheepShaver Mac(Mac OS 9.0.4)とします。下の図は、SheepShaver Macの起動画面のキャプチャです(SheepShaverに関する詳細とインストールの実際は他(リンク等)を参照下さい)。

SheepShaver Mac の起動画面(Mac OS 9.0.4)

(ホストOS : Windows xp professional sp3)

はじめに、リファレンスとして、実際のPower MacintoshであるPower Mac G4(Mac OS 9.2.2)とそれに接続して稼動可能なプリンタを取り上げます(Power Mac G4(Mac OS 9.2.2) に接続されるプリンタとセレクタ画面を、接続方法別に示します)。

(1)USBケーブルによる接続

 * ALPS MD-5500P *

(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)

 * EPSON PM-4000PX *

(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)

(2)USBパラレル変換ケーブル(ALPS MDT-USBC)による接続

 * ALPS MD-1300 *

(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)

(3)SCSIケーブル接続

 * ALPS MD-2010S *

(Power Mac G4+SCSIカード ,Mac OS 9.2.2)

(4)LAN接続

 * EPSON LP-8800C(+オプションのEthernetカード)*

(Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。

 * EPSON PM-4000PX(パラレルポートへプリントサーバ(IO-DATA ETX-PS/P)外付け) * 

 (Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
プリンタドライバがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。

 * Postscriptプリンタ:
 Micro Dry RIP2.5JインストールのPSプリントサーバー(Power Mac G4)とUSB接続のALPS MD-5500P
(サーバーとクライアント機(Power Mac G4)はLAN接続 *

 (Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
Micro Dry RIP2.5JがEtherTalk(AppleTalk)に対応しています。

(5)その他 ファイル共有
 * AppleShare *

 (Power Mac G4 ,Mac OS 9.2.2)
上のセレクタ画面のT42-Sheep は、SheepShaver Mac(SheepShaver GUIにおいて、Networkを「ローカルエリア接続」に設定して、独自のIPアドレスを割り当てている)のコンピュータ名です。LAN接続されたリファレンスのPower Mac G4のファイルサーバとなって、ファイル共有が可能となっています。

一般に、AFPプロトコルによるファイル共有は、AppleTalkなしでも、「サーバのIPアドレス」をクリックしてファイルサーバとなるMacのIPアドレスを入れてやれば、ファイル共有が可能になります。 また、上図のようにAppleTalkを使用にすれば、ファイルサーバの名称が表示されます。このことは、後ほどSheepShaver Macからのファイル共有の場面において再度出てきます。 また、このファイル共有をWindows から活用することにもなります。

以上、リファレンスとしたPower Macintosh実機から稼動可能なプリンタをセレクタ画面から見てきました。

次は、SheepShaver Macを上のリファレンスと比較していきたいと思います。

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